SaruのUberEats配達日記

東京のクロスバイク配達員Saruです。ウーバーイーツの登録方法や、稼ぐコツなどを公開していきます!

【ウーバー金融】ウーバーイーツが無利子無担保で現金を配った結果www【即金即払い】

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Twitterで話題になっております俗称「ウーバー金融」ですが、無利子無担保で配達員に現金を配った結果、集金できない事態に陥っているようです。いくら潤沢な資金があるとはいえ、ウーバーのキャッシュフローは大丈夫なのでしょうか。

売上金が集金できないウーバー

一般に企業の会計というのは「現金」がたくさんあるほうが良い状態だとされています。例えば売上金を回収できるのが3ヶ月後では、会社が潰れてしまいますね。現在ウーバーの陥っている状況が、「売上金が集金できない」という状態のようです。

ウーバーのアプリでは稼いだお金よりも集金したお金のほうが多い場合は、売上金がマイナス表示になりますが、管理が面倒なので毎日ウーバーに対して納めている人は恐らくほとんどいません。

例えば1人に対して10000円のマイナスがあっただけでも、10000人の配達員がいるとしたら、1億円を集金できていない状態というわけです。いくら本体が大きい会社でも日本展開中のサービスで「売掛金」が1億円もある状態では、担当者は焦るに違いないですね。

キャッシュ社会「日本」

まず現金配達を始めた背景としては、日本が「キャッシュ社会」であることが前提としてあると思います。キャッシュの良いところは、資金の流れが残らないということです。日本には「流れが分からない」お金がたくさん流通しています。

国によっては現金が「偽札かもしれない」という前提があるので信用されないのですが、日本はキャッシュの信用がものすごく高い国です。偽札なんて全然流通していません。

日本社会は「キャッシュ社会」の上に、ウーバーのようなプラットフォーム企業や、クレジットカード会社を全然信用していませんから、とにかくクレジットカードを使わない。

信用できるものは「現金」なのです。

ウーバーイーツとしても利用者数を伸ばすには「キャッシュ決済」の導入に踏み切るしか無かったのだと思いますね。

実際に現金配達はものすごく多く、日にもよりますが6割ぐらい現金配達のこともあります。

ウーバー側としては「海外送金の手数料」を節約できるメリットがあります。例えば、僕の登録していた地方銀行は、たったの700円(配達1回分、ブースト有)を送金するのに1400円の手数料がかかるそうです。それをウーバー側がいつも負担していると、窓口の担当者から聞きました。

現金配達の仕組み

導入にあたっては、「顧客から現金を回収し、配達員が代わりにクレジットカードで決済する」というやり方、これ以外に無かったみたいですね。クレジットカードの決済手数料というのは数パーセントですので、配達員から回収してもお客さんから回収しても発生しますから、ウーバー側としてはデメリットは無いように思います。

配達員側のメリットとしては「即金・即払い」が強調されていましたが、これはウーバーのような大会社が行う常套手段です。ユーザーのメリットを大きく強調して、負の部分についてはあまり言いません(僕自身も某社のウェブサービスを管理していた頃、そのようにするよう指示されていました。率直に言って「自分たち(運営)の作業工数は増えない」施策なわけです)。

デメリットとしては言うまでもなく、「釣銭を用意する手間」「お客さんとの現金のやりとり」「間違えていないか確認する」「ウーバーに送金する」など、現金の受け渡しから管理まで煩雑な業務が発生しています。

なぜこうなったのか 

一方で、そのデメリットはウーバーも想像していなかったほどの物でした。

ウーバーイーツは率直に言ってキツい仕事です。若い健康な人じゃないと勤まりません。そんな仕事でも嫌々やる人もいる。貧乏人にお金を貸したらどうなるでしょうか。「パチンコ依存症」の友達がいますが、彼は手元にお金があると「増やせるかもしれない」と思って、全額使ってしまいます。

世の中にはパチプロもいますが、あれは経営センスの物凄い人が、たくさんの打ち子を雇い、必死に頭を使って計算上儲かるラインというのを叩き出してるわけです。そういう人でないとギャンブルは勝てません。勢いだけでパチンコに行ってしまうような人はダメです。

よく貧乏人の間で「即金を手に入れる方法」というのが話題になりますが、ウーバーイーツはまさにこのタブーの部分に踏み込んでしまったと言えます。ウーバーの経営・管理の人たちは相当の収入を得ているでしょうから、このような貧乏人の生きる闇の世界を知らなかったのでしょう。

ある程度の金額を集金した段階で現金配達を不可にするべきなのですが、その上限がほとんど設定されていなかったという背景もあるようです。

強制現金オンの闇

さらに最近になってウーバーは「ウーバーに送金する為のクレジットカードを登録していない人」にもデフォルトで現金配達がオンになるようにしました。これは墓穴を掘ったようなものです。気づかないうちに現金配達をやってしまい、誰もクレジットカードを登録しないでしょう。

またアプリの使い方が非常に分かりづらいというのも問題ではないかと思います。送金の仕方がまったくわからなかったので(支払額の欄に日付が書いてあった)、電話をして聞いたのですが、ものすごく不親切な対応で、僕自身、アプリを信頼できないままクレジットカードの決済画面に進み、送金を行いました。

「顧客は現金配達指定なのに配達員の画面でクレジットカード払いの表示になっている」というトラブルもあり、ちぐはぐな回答を繰り返すコールセンターは、配達員が回収できなかった現金を「配達終了の操作のやり方が違うので配達員の負担になる」と言う回答をしてしまうなど、不信感を煽っています。

このような状況では、どうせ配達を続ければ売上金と相殺になっていくので、わざわざクレジットカードを登録して送らなくても良いだろうと考える人は多そうです。

カード利用の促進「マスターカードキャンペーン」開始

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さらに、最近になってウーバーイーツは上のようなキャンペーンを始めました。一見してマスターカードとのコラボによるプロモーション活動と見えますが、要するに「クレジットカードの利用の促進」が目的でしょう。

クレジットカードの良いところは「ユーザーがお金を使っていることを自覚しない」ので、「手離れがよく、顧客あたりの利用金額が増える」という一面もあると思います。

一貫性の原理といって人間は行動を変えようとしないので、クレジットカードを登録しておくと「せっかく登録してあるから」ということで利用してくれることも期待できます。

これ以上現金配達が増えすぎてスタンダードになると、ウーバーとしても前述の「回収できない」問題や、取りっぱぐれの原因となるわけです。

ウーバーとしては本当はクレジットカードで売り上げはできるだけ早く回収したいが、根深い「キャッシュ社会」である日本市場においては、妥協せざるを得ない。

ウーバーイーツは最近韓国から撤退しましたが、日本には韓国のような強い競合もいませんから、圧倒的にトップシェアを維持できる見込みです。

主要株主がソフトバンクということもあり、ウーバーは日本展開にはこれからも力を入れていくように思いますね。今後の動向を見守って行きたいと思います。

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